品品は奥沢から発信
奥沢 2 丁目 品品(しなじな)小林 健二

第16号 2004.7.17

 平成14年11月14日に、品品は奥沢にOPENしました。その前は、空間構成の勉強の為、アメリカのオレゴンに約1年程、盆栽の勉強をしてきました。その後代官山で、茶の湯の伝統を現代に蘇らせ、緑を中心に生活のインテリアとして盆栽の手法を用いた形で表現し、掌に乗る自然から庭までを創るディレクターとして勤務していました。独立する為、お店を構えようと店舗探しにいろんな町や場所を見て来ましたが巡り巡って、自分達が理想とする場所、仕事ができる環境にピッタリの場所を奥沢で見つけることができました。夏の暑い季節で、緑ヶ丘駅からお店にぶつかる 道を汗だらだらになりながらも、町並みの豊かな緑と行き交う住民のみなさんの笑顔を、スタッフ一同喜んで眺めて いたのを思い出します。

 私はアメリカや代官山のお店に勤務する前は公園や緑道、都市計画までの設計をしていて、人と自然にやさしい町づくり等の設計に携わっていたので奥沢の町並みに少しでも緑をと思っています。品品は現代の生活に、人と植物を結び付ける事によって心を豊かにする事を信念に営んでおります。開店してからは、看板も窓の下にちょこっとあるだけなので、立地条件的にもお客様は入らず、都内の雑貨店から百貨店での販売や庭工事、教室などで営んでいました。始めたばかりなので毎月お店を続けるだけでも大変でしたが、近所の方々、奥沢の周辺の方々に助けられ、除々に浸透して来た感じです。教室に通ってくる生徒さんにも 「静かで良いですね」、「緑が多いですね」等うれしい言葉を聞けて、ここでよかったとしみじみ感じています。品品も胸をはって奥沢にお店がありますと言えてうれしく思います。

 開店からまだ1年8ヶ月ですが隠れ家的存在のお店として雑誌やラジオ、TVでも最近は取材も多く、今度はNHKおしゃれ工房(7月27日)にも出演します。閑静な住宅街である奥沢から品品は常に品(ひん)のある品(しな)を全国に送り届けたいと思っております。