季節を感じる街並み
 奥沢2丁目 牧 範子

第29号 2007.10.30

 金木犀の香りが風と共に漂い秋を感じるこの頃です。私は結婚後間もなく主人に伴い海外生活を送り、その後主人の実家がある奥沢に住み三年が経ちました。長女が4ヵ月の頃からここ奥沢に住み、娘と共に奥沢の街並みを眺めて参りました。暮らし始めて感じたことは自由が丘に近い場所でありながら緑豊かで静かな環境であるということです。娘をベビーカーに乗せていた頃は毎日のように散歩をしておりました。特に私は地元ではないので道を覚える為にも毎日違う道を歩いていました。どの道を歩いていても可愛い草花や木々の緑を見ることができ、心が和み季節を目と鼻で楽しむことができます。また家の周りを綺麗にされ皆様がこの街並みを守っていらっしゃる心が伝わってきます。

 住み始めた当時4ヵ月だった娘も3歳になり今は幼稚園に通っております。娘と歩きながらご近所から覗く草花や木々を眺め楽しませて頂いております。この夏娘は多くのお宅の庭から覗く「百日紅(さるすべり)」の名前を覚えました。ピンク色だけでなく白色もあるということもわかったようです。最初の頃は「おさるがすべる」と言っていましたが、いつの間にかちゃんと「さるすべり」と言えるようになっていました。  奥沢は住めば住むほどすばらしい所だと感じております。皆様のお庭のようにはいきませんが自宅にも娘と少しずつ季節の花を植え、育てていきたいと思います。これからも暖かいご近所の方々との触れ合いを大切にしながら(今は助けて頂いてばかりですが・・・)この緑豊かな奥沢で家族が幸せに暮らしていけたらと思っております。