子育てのしやすい街・ 奥沢
奥沢2丁目 小澤 一郎・真理子

第38号 2010.1.23

 私たち家族は去年9月、同じ東京都内から奥沢へ引っ越してきました。その大きな理由の一つは、去年12月に長男が誕生し、子供に良い環境の中で暮らしたいという思いがあったからです。以前住んでいたマンションは大通りに面し、騒音と排気ガスが大変なものでした。

 家さがしで初めて奥沢を訪れた時、目に入ったのが「土とみどりを守る会」の掲示板です。「こんな素敵な活動が行われているんだ」と安心して引っ越しを決めることができたように思います。

 引っ越して間もなく、私たちはその掲示板に、街並みウォッチングの案内が貼ってあるのを見つけ、「もっとこれから住む街について知りたい」と参加することにしました。当日は、九品仏参道、ねこじゃらし公園、大平農園などをめぐり、「都心の中にこんなにも多くの緑が残されているんだ」と驚きました。中でも印象に残っているのが、大平農園の横を通った時です。無農薬栽培のキャベツ畑一面には、見たこともないような数のモンシロチョウが舞っていて、「おとぎの国のよう!」と感動したことを覚えています。

 緑のある道を散歩していると、とても気持ちがよく元気になりました。同時に、こうした環境を守るためには、多くの人の “ 思い ” と “ 手入れ ” が必要なのだと改めて実感しました。

 道中、会のシンボルフラワーがチェリーセージであるというお話を聞きました。今ではベビーカーで街中を散歩する度に、「あ、この家にもあった」と小さな赤い花が次々と目に飛び込んでくるようになりました。それだけ多くの方々の「緑を守りたい」という思いが集まり、奥沢の街が作られているのだなと感じています。  「奥沢は落ち着いていて良い場所ですね」今年、ある知人から届いた年賀状に添えてあったコメントです。「私も街の一員として、そうした環境づくりに少しでも貢献できたら」そう思い、先日玄関先に小さな花の鉢植えを置くことにしました。花を育てるのは初めてですが、朝、水をあげる度に心が穏やかになるような気がしています。