将来を担う君達に
奥沢2丁目 伊賀 公雄

第46回 2012.1.21

 私は奥沢に生まれ育って来年には60年となる三代目の出来損ないでございます。小中学校共に地元の八幡でして日常的に大先輩方々のお元気な姿をお見掛けする度に己の人間的な小ささに反省しきりです。それでも私の小中学校時代は今から思うと大変幸せな楽しい日々でありました。小学校では当時授業が終了すると校舎・校庭内に残ることは許されずとりあえず一度は帰宅し、再度仲の良い級友達と多摩川台公園で野球をしたり、東工大構内の溜池でザリガニ釣り(時効ですので書きましたが何れも禁止行為です)をして日が暮れる迄遊び回っていました。社会的にも子供が日没近い時間迄屋外に居ても危険な状況には無く、見ず知らずの大人達から「もう暗くなってきたから早く帰りなさい」と声を掛けられれば素直に従える世の中でありました。

 さて現在のお子さん達はどうなのでしょうか?昨年の3・11東日本大震災以降、お子さんはもちろん保護者の方達も私達の時代の様に何の心配も無く屋外で遊んだり、習い事に通ったり出来ているのだろうか?一応この地奥沢では震災直後の様な余震に見舞われずに推移していますが昨年末から徐々に原発問題や今後予想される大規模地震についての真相・分析が発表される様になりました。

 これらの事柄を思うに冒頭書きました私達年代の「幸せな楽しい日々」と同様な思い出を残していけるのかな?と思うと心が痛む思いで一杯になります。

 私は阪神大震災の翌年から東京消防庁の災害時支援ボランティアとして活動しておりまして、その関係で年末に防災シンポジウムの聴講の機会があったのですがその際のパネリストの発言を今後も大切に胸に刻んでおこうと思っています。「ともかく生き残る最大の努力をしよう。これなくして復興・復活等は何の意味を持たない。そして私達大人はその原動力となってくれる子供達を何にも優先して守り育てていかなければなりません。」  奥沢の住民として”地域の絆”は勿論大切です!!