奥沢での生い立ちとこれから
奥沢3丁目 福田 詔三  

第55号 2014.4.28

 昭和19年生まれの私は、今年古希を迎えます。戦時中に奥沢の町も空襲に見まわれましたが、子供の頃、近所には空襲あとの空き地がまだたくさんあり、遊び場にはこと欠きませんでした。まだテレビの無い時代で、遊びはもっぱら空き地の原っぱで夕方までゴムボールでの野球や凧揚げ、石蹴り等、今思うと楽しいことばかりでした。また、小学校四年生より始めた押切道場での柔道も、中学校まで続け、体力的にも自信になったように思います。高校を卒業後、大学に通いながら家業の米屋を手伝い始め、今年3月で父が創業して75年の店を閉めました。たくさんの地域の皆様に支えられたことを心より感謝申しあげます。

 さて、土とみどりを守る会への参加するきっかけは、私達商店街活動の一環として地域整備事業で、自由通りの歩道整備の際のレンガを敷いたインターロッキングとガードレールに植栽をするロードトレリスを実施したことです。その時ガードレールに植栽することで自動車の騒音を減らす効果があると聞き、植物が景観や癒しだけではなく、別の効果もあることを教わりました。自分たちが住む町の人口が増えるにつれ、緑が減っていくことへの危機感もあり、私自身ができることを実行できればと思っております。

①毎月第2日曜日、朝8時より10時まで、NPO法人マングローバル(前PIA)主催で行っている自由通り清掃、植栽の手入れです。これは東京都の「ふれあいロード」プロジェクトの活動です。

②奥沢本町商店会として「世田谷区みどりと花いっぱい協定」に参加し、商店街の中で花壇を設置出来る店を募集し、年2回花の植え替えをしています。

③奥沢小学校5年生を対象とした食育授業の「田植え」、「稲刈り」、「もちつき(収穫祭)」等1年を通し土作りから行っております。

  商売柄、地方の米の産地を訪れることも多く、農家さんより米作りを教えていただき、地方の里山風景の素晴らしさは地域の人たちの共同作業によって成り立っていると聞き、都会でも地域の人達がもっと自主的に動くことで、地域がより良くなればと思っております。交和会で、今後立ち上げる町の美化運動も、参加できる人が一人でも多く集まり、できることから始めるといいと思います。今後の「土とみどりを守る会」の活動に期待いたします。