奥沢史跡巡り③まちなか観光コース(ⅱ)

 今年の九品仏緑道桜祭りは開花が遅れたが、3週間に渡って花見ができ、連日宴会等で賑わっていた。
 元々世田谷区東半分と目黒区西半分は武蔵国荏原郡菅刈荘という源氏の荘園であった。今は九品仏川(丑川・逆川・柳堀)が区境界であるが、南側の旧名は5丁目が奥沢村字鷺ノ谷、2丁目が等々力村字沖ノ谷で等々力村飛び地であった。
 対岸の自由が丘は目黒区碑衾町字東谷畑及び谷畑根(昭和4年1万分の1地形図)であり、それ以前は衾村大字谷畑で小字に鷺草の名がと記憶しているが、文献がパソコン内で見つからず明確にできない。明治14年の古地図には衾村としか書かれていない。
 この辺りは吉良氏所領で、都立大学駅の東光寺(吉良氏の寺)等自由が丘も鷺草ゆかりの地であった。九品仏川はこの先、桜を切り、ハナミズキを植栽、途中の橋(奥沢7-4)に鷺草の里石碑を建てている。
 九品仏池跡の湿地帯を抜けるとねこじゃらし公園出る。途中八幡中学校に寄り、正門そば体育館外壁にある鷺草伝説常盤姫のタイル画を見て行きたい。公園の西側に道1本入ると逆川跡の緑道と奥沢城主大平家末裔経営の大平農園(分家)がある。
 土塁に沿って南の総門から浄真寺に入る。仁王門、鐘楼近くに奥沢城址石碑が建ち、本丸には本堂、鷺園、九品仏(一部解体修理中)が並ぶ。落ち葉を除かないので紅葉の時期は美しい。再び総門を出て松並参道を通るとゴールの九品仏駅前に出る。
(赤松)